原鉄道模型博物館

◎2018年6月1日金
 
 企画展「今年も走る、原模型のOゲージ」の開催期間中、巨大なジオラマの中を、欧州型の電気機関車が旧型の豪華客車を牽引して走行する。線路上には架線が張られているものの、恐らくはレール集電方式。NゲージやHOゲージ(1/80)のプラスチック製車両であれば「趣味の範囲」と称して楽しむこともできるのだろうが、金属(真鍮)製、しかもOゲージともなると、カネを持て余した資産家でなければ手を出すことは困難。金属製の高価な車両は、保管に気を使い、度々のメンテナンス作業が不可欠。本物の鉄道車両は乗客や貨物を運搬して鉄道会社の利益を上げ、原鉄道模型博物館所蔵の車両も見世物として活用することによって利益を生み出しているわけだが、個人所有の車両は所詮自己満足の世界。高級品であればあるほど、維持管理のための時間と費用を持ち主から容赦なく奪っていく。見栄を張って分不相応の財産、例えば豪邸、タワーマンションの高層階、高級車、ブランド物などの財産を所有(背伸び消費)することと同様、主客転倒、人間の行動原理が物(を売る側の論理)に振り回されることに、富裕層身分であればあまり気にすることではないが。