JT生命誌研究館

◎2018年4月6日金
 
 JT医薬総合研究所の敷地内、高校生又は大学生向けの科学館、小中学生には難解。JTのセグメントレベルでは、徐々に収益力を高めつつある医薬事業に関わる細胞生物学(ゲノムなど)の展示と、純粋な学問研究の色濃い進化生物学(生命誌など)の展示が混在しており、どちらかと言うと後者の内容が充実。生物は、単なる弱肉強食の繰り返しではなく、共生を包容する適者生存の法則に沿って生き延び、子孫を残し、進化を続けてきたのだ。日本企業らしからぬ柔軟かつ大胆な経営戦略を展開してきた「超優良企業」にとって、国内外のたばこ産業が軒並み市場規模を縮小していくといった外部環境の「脅威」など、既に織り込み済み。ニコチン依存症(禁断症状)という不幸を飯の種としながら、消費者の健康志向の高まりに対してもビジネスチャンスを求める。アナリストの悲観的な見方が蔓延する中で、連続増配の傾向は、経営に対する自信の表れ。