富裕層が住む地域 東京都

◎2015年4月6日月曜日
 
 総務省統計局の「平成25年住宅・土地統計調査結果」に基づいて、東京都の世帯平均年収、年収1,000万円以上の世帯割合、年収300万円未満の世帯割合を試算する。試算結果については、以下の表のとおり。奥多摩町や伊豆諸島・小笠原諸島の自治体など公表データに掲載されていない一部の自治体については、試算を行っていない。また、一人暮らしの学生などの単身世帯は、試算にあたって母数から除外している。

・ 東京都において世帯平均年収が多い地域は、特別区では、千代田区、中央区、港区、目黒区、渋谷区、世田谷区など皇居周辺及び皇居から南西方面を中心としたエリア、特別区以外では、武蔵野市、三鷹市、小金井市、国分寺市など京王井の頭線やJR中央線の沿線を中心としたエリアとなっている。千代田区、中央区、港区の世帯平均年収及び年収1,000万円以上の世帯割合は多く(高く)、この地域に我が国の富裕層が集積していると考えられる。足立区の世帯平均年収は低いものの、東北地方や西日本の県庁所在地の世帯平均年収と同程度の水準である。
・ 我が国において、ビバリーヒルズやスカースデール(ニューヨーク州)などに匹敵する高級住宅街は、東京都心と芦屋(兵庫県)にのみ立地する。千代田区では、番町(一番町~六番町)、麹町、平河町、紀尾井町、九段、富士見など。中央区では、銀座、日本橋、佃、月島、明石町など。港区では、赤坂、六本木、白金、高輪、南青山、南麻布、元麻布、三田など。文京区では、本駒込、本郷など。品川区では、東五反田、北品川、上大崎など。目黒区では、青葉台、柿の木坂、自由が丘など。渋谷区では、松濤、広尾、表参道、恵比寿、神宮前など。大田区では、田園調布、大森北など。世田谷区では、成城、上野毛、桜新町、瀬田、代沢など。これらの地域に立地する高級住宅街の多くは、超富裕層クラスの資産家でなければ住むことは難しい。高級住宅街の一部には、ゲーテッドタウンの形態も見られる。
・ 東京都心以外では、武蔵野市の吉祥寺本町、吉祥寺南町、御殿山、三鷹市の井の頭をはじめとして、富裕層に選好されるであろう高級住宅街又は優良住宅街が点在するものの、都心の高級住宅街に比較して、その資産価値には雲泥の差があると見てよい。