富裕層が住む地域 三重県

◎2015年4月22日水曜日
 
 総務省統計局の「平成25年住宅・土地統計調査結果」に基づいて、三重県の世帯平均年収、年収1,000万円以上の世帯割合、年収300万円未満の世帯割合を試算する。試算結果については、以下の表のとおり。朝日町や南伊勢町など公表データに掲載されていない一部の自治体については、試算を行っていない。また、一人暮らしの学生などの単身世帯は、試算にあたって母数から除外している。

・ 三重県において世帯平均年収が多い地域は、北勢地域及び伊賀地域を中心としたエリア、具体的には四日市市、桑名市、鈴鹿市、亀山市、いなべ市、東員町、菰野町などとなっている。
・ 県庁所在地の津市において富裕層が多く住む地域は、大谷町、観音寺町など津駅から西方向約1キロ圏内のエリアとなっており、そこでは高級住宅街又は優良住宅街と言えるような住宅街の形成が見られる。三重県経済の牽引役となっている四日市市では、中心市街地の空洞化が進行しており、金持ちは各地に分散して居住しているものと推測される。
・ 津市と四日市市以外では、公共インフラが充実した東員町や名古屋のベッドタウンとして発展した桑名市などにおいて閑静な住宅街の形成が見られるものの、高級住宅街の形成までには至っていない。
・ 三重県では津市以北・以南を境界として所得格差が著しく、伊勢神宮や志摩スペイン村をはじめとした玉石混淆の観光資源が多数立地する伊勢志摩地域や、林業や建設業が主要産業となっている東紀州地域では、脆弱な産業基盤が災いとなって人口の流出(減少)が続いている。ただ、可住地面積の違いや都市化の進行といった時代潮流を踏まえると、南北格差は想定の範囲内とも言える。