富裕層が住む地域 岐阜県

◎2015年4月19日日曜日
 
 総務省統計局の「平成25年住宅・土地統計調査結果」に基づいて、岐阜県の世帯平均年収、年収1,000万円以上の世帯割合、年収300万円未満の世帯割合を試算する。試算結果については、以下の表のとおり。関ヶ原町や白川町など公表データに掲載されていない一部の自治体については、試算を行っていない。また、一人暮らしの学生などの単身世帯は、試算にあたって母数から除外している。

・ 岐阜県において世帯平均年収が多い地域は、西濃地域及び岐阜地域を中心としたエリア、具体的には多治見市、各務原市、可児市、飛騨市、本巣市、海津市、岐南町、安八町、大野町、池田町、御嵩町などとなっている。
・ 県庁所在地の岐阜市において富裕層が多く住む地域は、加納本町や岐阜城の北側を占める長良などの地区が挙げられ、そこでは高級住宅街又は優良住宅街と言えるような住宅街の形成が見られる。一方で、岐阜県ではモータリゼーションの進行が顕著であり、昼間岐阜市内で従業している富裕層身分の相当数が、大野町や池田町といった郊外エリアに居住しているものと考えられる。
・ 岐阜市以外では、多治見市、各務原市、可児市などにおいて一部地区に閑静な住宅街の形成が見られるものの、高級住宅街の形成までには至っていない。もっともこれら岐阜県南部に位置するエリアは、名古屋都市圏の一角を占めており、名古屋の金持ちゾーンと解釈するのが妥当である。
・ 飛騨地方では、高山市や飛騨市の世帯平均年収は岐阜市とほぼ同水準となっている。他県の条件不利地域、例えば石巻・気仙沼(宮城県)、南房総(千葉県)、伊豆(静岡県)などにおいては、貧困層の割合が高いなど一様に経済的な立ち遅れが目立っている中で、岐阜県の条件不利地域は例外的な存在と言える。