富裕層が住む地域 愛知県

◎2015年4月18日土曜日
 
 総務省統計局の「平成25年住宅・土地統計調査結果」に基づいて、愛知県の世帯平均年収、年収1,000万円以上の世帯割合、年収300万円未満の世帯割合を試算する。試算結果については、以下の表のとおり。設楽町や飛鳥村など公表データに掲載されていない一部の自治体については、試算を行っていない。また、一人暮らしの学生などの単身世帯は、試算にあたって母数から除外している。

・ 愛知県において世帯平均年収が多い地域は、尾張・名古屋地域、西三河地域、東三河地域のほぼ全域に拡がっている。具体的には、豊橋市、岡崎市、半田市、春日井市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、犬山市、小牧市、稲沢市、新城市、大府市、知多市、知立市、尾張旭市、高浜市、豊明市、日進市、田原市、愛西市、弥冨市、みよし市、長久手市、東郷町、大口町、蟹江町、阿久比町、東浦町、幸田町などとなっている。
・ 名古屋市は地域格差の大きい都市である。市の西部に位置する中村区は、ミッドランドスクエアなどの高層ビルが立ち並ぶビジネス街であり、名古屋駅が立地する交通の要衝でもあるのだが、住民の世帯平均年収は低い。繁華街(栄)が集積し、名古屋城が立地する中区、中京工業地帯の一角を占める港区や南区についても、同様に住民の世帯平均年収は低い。愛知県の貧困層は、名古屋市の南西方面に密集して住んでいるのである。
・ 一方で、名古屋駅から東の方向、日進市、みよし市、東郷町付近までのエリアは、一転して高所得者層が多数住む地域となる。具体的には、千種区では、菊坂町(覚王山)、星ケ丘、月ケ丘、今池、清住町、橋本町など。東区では、白壁、代官町、主税町、撞木町など。昭和区では、南山町、汐見町、八事本町、八事富士見など。その他、瑞穂区の白羽根町や天白区の八事天道などの地区において、高級住宅街と言えるような住宅街の形成が見られる。
・ 名古屋市以外では、豊橋市の向山町、佐藤、つつじが丘など、岡崎市の竜美丘、明大寺町などの地区において高級住宅街又は優良住宅街の形成が見られる。西三河地域、東三河地域の大半のエリアでは、世帯平均年収は名古屋市を上回っているものの、典型的な車社会ということもあって、住宅街の形成は優良住宅レベルに止まる。