富裕層が住む地域 千葉県

◎2015年4月1日水曜日
 
 総務省統計局の「平成25年住宅・土地統計調査結果」に基づいて、千葉県の世帯平均年収、年収1,000万円以上の世帯割合、年収300万円未満の世帯割合を試算する。試算結果については、以下の表のとおり。一宮町や大多喜町など公表データに掲載されていない一部の自治体については、試算を行っていない。また、一人暮らしの学生などの単身世帯は、試算にあたって母数から除外している。

・ 千葉県において世帯平均年収が多い地域は、千葉市域を含む千葉・葛南地域、東葛飾地域、北総地域などのエリアである。自治体別では、千葉市、市川市、船橋市、佐倉市、習志野市、柏市、流山市、八千代市、我孫子市、浦安市、四街道市、袖ヶ浦市、印西市、白井市、栄町、多古町などのエリアが該当する。東京湾側のエリアでは世帯平均年収は高く、太平洋側のエリアでは、相対的に世帯平均年収は低くなっている。
・ 県庁所在地の千葉市の場合、官公庁や商業施設が集積する中央区では、春日、登戸、汐見丘町、松波、新千葉など。千葉大学などの高等教育機関が集積する稲毛区では、稲毛台町、小仲台、緑町など。幕張新都心を擁する美浜区では、稲毛海岸、打瀬(幕張ベイタウン)など。その他、花見川区の花園、幕張本郷などの地区において、高級住宅街と言えるような住宅街の形成が見られる。緑区のあすみが丘では、東急不動産が相当力を入れて高級住宅街(ワンハンドレッドヒルズ)の開発を目指したものの、失敗に終わっている。
・ 千葉市以外では、船橋市の海神、宮本、東船橋、市川市の菅野、真間、八幡、柏市の新柏、流山市の江戸川台、浦安市の舞浜、新浦安などの地区は、年収1,000万円以上の世帯割合が高く、富裕層の多数住んでいる地区であるとともに、高級住宅街(又は高級マンションの立ち並ぶエリア)と言えるような住宅街の形成が見られる。白井市と印西市では、都市開発の成功によって人口の増加が続いており、年収1,000万円以上の世帯割合は高めとなっているが、現時点では住宅街の形成は優良住宅レベルに止まるものと推測される。